【ワーホリ,旅】カナダからシアトルへバイクで行く #前編 Trip No.1
『65マイルって何キロだ?』
皆さんこんにちは、Viezです。
今回は、2019年7月19日、20日に行ったシアトル旅行について書いていこうと思います。
バイクを買ってから遠出したことがなかったため「そうだ、アメリカへ行こう」といった感じで軽いノリで決めたものの、バイクに乗るのはこれが人生で4回目。
「まぁ、死ぬわけじゃないし大丈夫だろう」と安易な考えでカナダを出発した。
スコーミッシュからシアトルまでは、約300kmだいたい5時間くらいかかるだろうと思い朝の7時にスコーミッシュを出発しバンクーバーを越えた。
その先は、知らない道をただひたすらナビの言うがままに進み国境へとたどり着いた。
空路でアメリカに入国する場合は、エスタが必要になるのだが陸路で入国する際はI-94Wという紙切れに必要事項を記入して6ドル支払えば入国できるらしいが、僕はエスタを持っていたので6ドル払っただけで入国できた。
国境での順番待ちと宿泊先や滞在日数、目的などの質疑応答で約1時間ほど、まさか初めてのアメリカ入国が陸路でしかもバイクなんて、過去に帰って高校生の自分に行っても確実に信じないだろう。
初めてのアメリカ、高速道路を走り見えてきた制限速度の標識をみて実感した。
「1マイルは1.61キロだから、65 × 1.61 =...」とこんな感じで走りながら考えていたら事故りそうになったので、ひたすら一番右の車線を走り(右側通行なので一番右が最も遅い車線)なんとか半分くらいまできたところで、ガソリンがなくなったので高速道路を降りた。
ガソリンスタンドを見つけ、ガソリンを入れようとするとまたTHEアメリカに出会った。値段表示がガロンなのである。1ガロンは3.785Lという事はグーグルに教えてもらい1リットルあたりの値段を計算してみると、71.5円という日本では考えられない衝撃の価格に驚かされ、また65マイルでバイクを走らせた。
シアトルの街中に近づくにつれて若干渋滞気味になっていき、街に入る高速道路から見るシアトルの街並みは非常に美しかった。
しばらくすると、最初の目的地に到着した。
シアトル航空博物館。
ボーイング社が置かれているシアトルならではの博物館であり民間機から軍用機、スペースシャトルまで様々な飛行機が楽しめる。
中に入り、適当にみていると多くの人が熱心に写真を撮っている飛行機があったので見に行くとそれはB-29であり少し複雑な気分にもなったがその迫力には圧巻の一言であった。
次に目を引いたのは、厳重な警備員がいる飛行機だった。間違いなく、大物だと思い向かうとそれはエアフォースワンだった。
現代機を見終えた後、第2次大戦機ゾーンへと向かった。するといきなり飛び込んできたのがドイツのメッサーシュミットとイギリスのスーパーマリンスピットファイアだった。バトルオブブリテンで死闘を演じた両機の今にも動き出しそうなさまはとても印象深かった。因みに、メッサーシュミットは後に世界初のジェットエンジンを搭載することとなるがヒトラーの無能っぷりのせいで大戦中に使用されることはなかった。
博物館には、子供と家族で来ているひとが多いなかただ一人で黙々と飛行機を眺める日本人はひどく異様だったと思うが十分に楽しめたので個人的には大満足だった。
シアトル航空博物館を後にして、ホステルへと向かうことにした。ホステル自体は街中にあり、よくある2段ベッド2つの4人相部屋で朝食付きで4000円ほどでまずまずだったが、一つ大変なことを忘れていた。それは、駐車場問題である。
車でもバイクでも駐車するにはお金がかかることを、完全に忘れていた。
それでも、何とか安めの駐車場を探しホステルで少し休んだ。
夜はとある場所へ向かった。
そう、野球を見るためにシアトルへ行ったのである。
日本人には、イチローがプレーしたことで有名なシアトルマリナーズ。
2019年は菊池雄星がプレーしており、昔は元ヤンキースのA・ロッドも所属していたチーム。
念願のメジャーリーグ観戦、アメリカの野球観戦の日本との違いはとにかく食べる、そして呑むということであり、試合が始まる前から隣の席のおっさんがホットドッグとビールを大量に消費していたことに一人で驚いていたがそんな奴はどこにでもいた。
もうひとつ楽しみにしていたことがあった、それは対戦相手がアナハイムエンゼルスであり、大谷翔平を見ることができる点であった。
席がビジター側の内野席ということもあり、手が届くくらいの距離で見ると改めて大きな選手であることが分かった。
大谷は3打席無安打で終わり、マリナーズの圧勝で終わった初のメジャーリーグ観戦、興奮の連続で写真を撮る暇がなかった。(笑)
試合が終わった後、歩いてホステルへと帰ったが裏路地みたいなところへ入ってしまい、マリファナの臭いがしたり(ワシントン州は大麻合法)、黒人が喧嘩してたり、ホームレスがたくさんいたりと、大学1回生の時にバイトの先輩から聞いた「アメリカは怖いからもう行きたくない」という言葉が頭によぎり全速力でホステルまで走り難を逃れた。
さて、カナダへ無事に帰れるのだろうか...
後編に続きます。 コチラ↓